宇都宮線とは
JR宇都宮線は独立した路線としてあるわけではなく、東北本線の黒磯駅以南の区間につけられた愛称です。1990年以来、列車名として一般にも浸透し、時刻表にも反映されています。
宇都宮線は、上野-黒磯間に33駅あります。上野駅から東京駅へ延伸する形で、上野東京ラインが開通してからは、東京駅を経由して東海道線(湘南電車)とも直通運転しています。さらに赤羽から新宿・池袋へ分岐するルートもできたことで、新宿湘南ラインを経由して横須賀線とも直通になっています。
宇都宮線は、宇都宮-黒磯間の列車を除き、グリーン車を連結しています。東京-宇都宮間では快速ラビットも運行し、ささやかな時短に貢献しています。
宇都宮線の時刻表
宇都宮線は、『時刻表』上では東北本線の一部としての扱いで、愛称である旨が記載されています。一部の列車は東京駅を経由して東海道線と直通してるので、2通りの時刻表が必要になる場面はままあります。
宇都宮線の列車は、時刻表によると全線通しでの運行は皆無です。上野から黒磯へ行くにはは、たいてい宇都宮駅で乗り換えとなります。
宇都宮線は、大宮や宇都宮で新幹線に乗り換えることができます。ジョルダンやNAVITIMEで、時刻表や乗り換え方法の検索ができますが、東北新幹線の「はやて」など大宮-仙台間がノンストップなので、新幹線との接続情報が本当に必要になるのは、東京・上野・大宮の各駅に限定されるのが実情です。
時刻表の情報はジョルダンやNAVITIMEなどいろいろなところが出していてそれなりび便利ですが、宇都宮線に関して言えば、goo路線のまとめかたがわかりやすいです。最終的にはNAVITIMEの画面に誘導されるのですが、一画面で路線の停車駅も一覧表示されており、駅名をクリックするとその駅からの時刻表が表示されます。
goo路線「JR宇都宮線の時刻表」=リンク
宇都宮線の路線図
宇都宮線の路線図は上野東京ラインの開通で、東京-黒磯を結ぶ長大なものとなり、東京や品川へ直接アクセスできるようになっています。東京から黒磯までの営業キロは、160kmを超えています。
宇都宮線は、路線図から赤羽から分岐して新宿・池袋とも直通していることも読み取れます。全区間が「東京近郊区間」に入っていて、Suicaの首都圏エリアに含まれることも覚えておきたいポイントです。
宇都宮線の路線図で例外をあげると、小山発日光行きの列車が本数は少ないのですが該当します。ちなみに、路線図には東武特急「スペーシア」や「きぬ川」の一部も入っていて、JR新宿や池袋から東武日光へ直接アクセスできるメリットにも要注目です。
快速列車「ラビット「アクティ」
宇都宮線では、上野-宇都宮間で快速列車「ラビット」を運行しています。京浜東北線の快速と違い、各駅停車も運行しているので乗り分けて利用することが可能です。
宇都宮線の快速は、上野-宇都宮間で10駅をスキップするにすぎません。所要時間にして10分程度の短縮ですが、乗降客が少ない駅を通過するのは合理的なことで、多少得した気分にさせられます。
宇都宮線の列車の一部は、東京駅を経由して東海道線と直通運転しています。まったく同じ列車が、宇都宮線内では各駅に停車するのに東海道線に入ったとたん、快速アクティに早変わりするのは興味深いことであり、通しで乗っているとスピード感の変化が実感されるかもしれません。
宇都宮線の運行状況はこちらから=JR東日本関東エリアの運行状況