山手線の路線図
JR山手線の路線図はよく輪っかのような描かれ方をしますが、実際は少し縦長のだ円形です。日本では列車も左側通行なので、習慣的に反時計回りに走るのが「内回り」、時計回りに走るのが「外回り」と呼ばれます。
山手線の路線図には、都合29駅が環状に配置されています。隣りの駅までの所要時間は最大3分で、約60分で1周します。
山手線の路線図をつぶさにみると、乗り換えがない駅は、鶯谷、目白、新大久保のたった3駅でしかありません。言い方を変えると、ほかの26の駅では何らかの乗り換えルートがあるわけで、ほかのJR各線、私鉄各線、地下鉄などと、バイパス路線のような使い方をする人がじつに多いのが特徴的です。
動画で見る山手線の路線図
山手線の時刻表
JR山手線は、内回り・外回りとで正反対の方向に走るので、時刻表で確認しておくと安心です。時刻表から1周するのにかかる時間は約60分とわかりますが、乗り場を間違えると大幅な時間ロスとなるので要注意です。
山手線は時刻表によると、ラッシュアワーのピーク時には2分間隔の運行となり、さすがは東京の大動脈であることが実感されます。早朝・深夜の時間帯でさえ、10分間隔の運行パターンです。
山手線は永遠にグルグル回っているわけでなく、池袋行き・車両基地がある関係で大崎行きなどと、始発・終点はほかの電車並みにちゃんとあります。途中で降ろされることのないよう、乗車前に時刻表で確認しておくと安心です。
山手線の運賃表
山手線の運賃表は、駅の案内板やJR東日本公式サイトで、パソコンやスマホを使って検索できます。JRの「えきネット」ではIC運賃も調べることができ、ちょっとした節約術としても活用できます。
山手線の運賃表は、1周すれば34.5kmありますが、中央線と総武線各停が串さすように通っている関係もあって、運賃表は140〜260円に収まります。IC運賃は割安感があり、たとえば現金なら140円のところ、IC運賃は133円になります。
山手線を1周した場合の運賃はいくらなのか、ネットでも話題になることがあります。単純に34.5kmなので、運賃表から480円と計算できそうですが、JR旅客営業規則により140+140で280円という見方もあり、見解に違いがあります。
山手線の所要時間
山手線は、東京・品川・渋谷・新宿などターミナル駅を結ぶ環状線で、約60分の所要時間で1周します。沿線には東京の主要スポットが集中し、駅からほとんど徒歩でアクセスできます。
山手線には都合29駅があり、隣りの駅までの所要時間は平均で約2分、最短が上野-御徒町間などの1分、最長が渋谷-原宿間などの3分です。習慣的に、時計回りが「外回り」、反時計回りが「内回り」と呼ばれます。
山手線は内回り・外回りを間違えると、所要時間10分くらいのはずが大幅な時間ロスとなり得るので要注意です。区間によっては、たとえば東京-新宿間は中央線快速を使ったほうが、半分強の所要時間で済むといったケースもあります。
山手線の運行状況
JR山手線の運行状況は、公式サイトでリアルタイムでチェックできます。運行状況が大きく乱れればテレビやラジオでニュースになりますが、速報性ではインターネットが断然有利です。
山手線の運行状況は、ジョルダンやNAVITIMEなどのポータルサイトでもチェックできます。東京都心の環状線は他線との乗り換え駅も多いので、乗り換えルートも検索したい場合には便利なサイトです。
山手線は乗り換え駅や他線と並行する区間が多く、他線で事故があると巻き込まれて運行状況が乱れることがままあります。会社や学校に遅れそうな場合、遅延証明書を発行してもらえますが、地下鉄など日ごろから迂回ルートを押さえておくと大安心です。
山手線の新駅
JR山手線は駅数でとっくに飽和状態になったと見られていましたが、にわかに新駅建設計画がもち上がり話題沸騰中です。品川-田町間の場所に工事が進められ、2020年の東京オリンピック前の開業を目指しています。
山手線の新駅は、品川から0.9km、田町から1.3kmの場所に開業予定です。しかもただ駅を作るだけでなく、並行して約1.3haの周辺エリアも再開発し巨大商業施設も誘致するという、巨大プロジェクトでもあるのです。
山手線に新駅ができるのは1971年に西日暮里駅ができて以来のことで、これで30番目の駅になります。新駅は、京浜急行・都営浅草線の泉岳寺駅からもほど近い場所にあるので、新たな乗り換えルートとしても期待が高まっています。
